Mila Owen(ミラ オーウェン) > 大草直子のTime Place Person Occasion Style vol. 16

スタイリストの大草直子さんが、
 Time=いつ、Place=どこで、
Person=だれと、Occasion=何をするか?を

考えながら組み立てた着こなしをお届けします。

いよいよ最終回となる今回は、クリスマスやお正月など、
ホリデーシーズンのイベントを想定した
コーディネートをご紹介。
大人らしく、上品に華やいで♡

YEAR-END PARTY

「しなやかさ」と「かっちり感」硬軟のバランスが大人のドレスアップの鍵 「しなやかさ」と「かっちり感」
硬軟のバランスが大人のドレスアップの鍵

「クラシカルな立ち襟が目を引くワンピース。上半身はコンパクトで、裾に向かってフレアに広がっているので、着る人の体型を選ばず、すっきりとしなやかなAラインを描きます。切り替えの入れ方や生地のとり方も、緻密に計算されていて、着心地も抜群。シワになりにくいのも嬉しいですね。
羽織りとして、プラスしたのは、かっちりとしたテーラードジャケット。肩パットが入った、パワフルでシャープなジャケットを合わせることで、硬軟がMIXされた、今っぽいバランスに。黒ではなく、青みのあるグレーを合わせることで、ニュートラルに仕上げました。」

CHRISTMAS DINNER

遠目でも至近距離でも「キレイ」を確約 華やかなラメのニットアップ 遠目でも至近距離でも「キレイ」を確約
華やかなラメのニットアップ

「まるで布帛のようなきちんと感、そして女性らしさが際立つニットアップ。こういうニットアップが、ディナーや会食のときには一番。というのも、お腹周りを含めて、 着ていて窮屈に感じるところがないから、食事もその場の雰囲気も心から楽しめます。それでいて、アレンジ自在なエレガントなボウタイ、ふんわりとした袖、揺れる様も美しいプリーツ加工されたスカートと、華やかさもしっかりと兼ね備えています。
ふとした仕草で上品なきらめきを放つラメも◎。ディナーの席でまわりが暗くても沈むことなく、アクセサリーなしでも十分華やかです。」

NEW YEAR GREETINGS

「しなやかさ」と「かっちり感」硬軟のバランスが大人のドレスアップの鍵 ディテールの「甘さ」で
華やかさと優しさを演出

「新年最初のご挨拶には、きちんと感のあるジャケットとパンツのセットアップをチョイス。学校行事にも対応できそうなセットアップですが、袖やシルエットなど、ディテールに“甘さ”があるので、かしこまりすぎず、華やかな場面にも対応できます。
そう、そして、合わせるインナーによっても印象を操作できます。エッグシェルカラーの、繊細なブラウスを合わせれば、きちんとした中にも、柔らかさや優しさを感じる着こなしに。
レザーの台形シルエットの堅めのハンドバッグを合わせて、甘辛バランスを調整して。」

大草直子の一問一答!

インスタグラムで募集した大草さんへの質問を
1問1答形式でお届け

Q.

黒やベージュなど、ベーシックカラーでどちらを買うか迷ったときはどうやって決めますか? 黒やベージュなど、
ベーシックカラーでどちらを買うか迷ったときは
どうやって決めますか?

カラーダッフル

A.

着たときに、気持ちが「上がる」方を選んで 着たときに、
気持ちが「上がる」方を選んで

「なんとなく”脇役”というイメージが強い、ベーシックカラー。でも、その名のとおり、着こなしのベースになる色でもあります。だからこそ、ドキッとしたり、ワクッとしたり、ウフッとしたり。着たときに、気持ちがわぁっと盛り上がる方を選んで。ちなみに、私は、最近、『黒』が気分です。」

「なんとなく”脇役”というイメージが強い、ベーシックカラー。でも、その名のとおり、着こなしのベースになる色でもあります。だからこそ、ドキッとしたり、ワクッとしたり、ウフッとしたり。着たときに、気持ちがわぁっと盛り上がる方を選んで。ちなみに、私は、最近、『黒』が気分です。」

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大草直子さんの写真

STYLIST
大草直子

ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。
2019年4月には新しいメディア『AMARC(アマーク)』を立ち上げた。
講談社のWEBマガジン『mi-mollet(ミモレ)』のコンセプト・ディレクターでもあり、新著『飽きる勇気』(講談社)ほか、インスタグラムも人気。

Instagram :
@naokookusa @naokookusa_styling
@amarc_official

BACK NUMBER

VOL. 15

「きれいめアウターの着こなしレシピ
―仕事のリサーチ、展示会、ディナー―」

VOL. 14

カジュアルアウターの着こなしレシピ
―ホームパーティの買い出し、アウトレットでお買い物、インテリアショップ巡り―

VOL. 13

ウォッシャブルニットの着こなしレシピ
―観劇、ナイトアウト、資料探し―

VOL. 12

秋の文化系お出かけ
―図書館、美術館、ギャラリー巡り―

VOL. 11

秋の仕事服スタイル
―初顔合わせ、会食、コーディネート組み―

VOL. 10

“秋”先取りスタイル
―映画、打ち合わせ、ショッピング―

VOL. 9

ジャケット着回しレシピ
―芸術鑑賞、展示会めぐり、取材―

VOL. 8

夏のドレスアップスタイル
―カジュアルな2次会、
レセプション、立食パーティ―

VOL. 7

梅雨乗り切りコーディネート
―カフェでお茶、ランチ、
街へリサーチ―

VOL. 6

初夏のビジネスシーン
―ランチミーティング、打ち合わせ、
デスクワーク―

VOL. 5

GW後半。ゆっくり過ごす休日
―別荘へ、テラスでお茶、
ショッピング―

VOL. 4

家族と過ごす時間
―両親の家へ、テラスでアペリティフ、
近所にお買い物―

VOL. 3

新しい気持ちで仕事はじめ
―ご挨拶、デスクワークからの会食、
打ち合わせ―

VOL. 2

いつもとは少し気分を変えて ―美術館、公園、ビーチサイド―

VOL. 1

おめかししてお出かけ ―ランチ、食事会、観劇―

stylingNAOKO OKUSA
photographsTOMOKO MEGURO
    hair&make-upMAKI
    edit&textAYAKO SUZUKI (HRM)