Mila Owen(ミラ オーウェン) > 大草直子のTime Place Person Occasion Style vol. 13

スタイリストの大草直子さんが、
 Time=いつ、Place=どこで、
Person=だれと、Occasion=何をするか?を

考えながら組み立てた着こなしをお届けする連載。

今回は、秋冬のマストハブ「ウォッシャブルニット」の、
大草さん流の着こなしをご紹介。
観劇、気の置けない女友達との夜のお出かけ、
そしてデイリーな仕事シーン。
さまざまなシーンと気分にマッチする
ウォッシャブルニットが豊富に揃いました。

TO THE THEATER

時短、万能、こなれ!
3拍子揃ったシャツレイヤードニット

メランジカラーのニットを身につけた大草さん

シャツとレイヤードしているかのようなニットは、さっと着るだけで、コーディネート感が出る頼れる一着。クリーンなコットンの白が、ニットとパンツの間に入ることで、立体感と抜け感も生まれます。
ニット部分は、黒と白のメランジカラー。遠目にはグレーにも見える、THEベーシックカラーは、合わせるボトムスやアウターの色も選びません。
今回は、秋の気分を映した、ブリックオレンジのパンツと。この秋、メイクアイテムでもたくさん見かけるこのオレンジは、着るだけで元気なキャラクターを表現できます。」

NIGHTOUT


WITH FRIENDS

NIGHTOUT WITH FRIENDS

上半身と下半身で役割を分け
リラクシーに華やいで

「気の置けない女友達とのナイトアウト。気軽さとウキっとした気持ち、その両方を表したいときは、上半身と下半身で役割を分けて。たとえば、華やかさやワクワク感をシルキーなスカートに、フレンドリーでリラクシーなムードをミドルゲージのニットに託して。
このニットは、ポップコーンのような凹凸のある表情フォルムも立体的、かつ浅いVネックなので、女の人の身体を華奢に見せてくれます。
また、全身を真っ黒にしないのもポイント。トーンをあげることで、夜のバーでも沈むことなく、品よく華やげます。斜めがけした、小さなスパンコールバッグがアクセサリー代わり。」

LOOKING FOR


A PHOTOBOOK

トラッドで艶のあるグリーンを軸に
秋色を楽しむ

トラッドで艶のあるグリーンを軸に
秋色を楽しむ

グリーンが、今秋すごく気になっています。墨を一滴たらしたような秋のグリーンは、トラッドだけれど、艶っぽさもあり、どんな色とも好相性。このコーディネートも、ネイビー、ブラウン、トープ、ボルドーと、たくさんの「色」が入っていますが、グリーンは、その全ての色と仲良く手を繋いでくれます。色合わせが難しそうで、色を取り入れることに二の足を踏んでいた方にもおすすめしたい色です。
また、ハートのような襟のラインが、デコルテを美しく切り取ってくれますシルエットの堅いデニムと合わせ、ニットのもつ柔らかさを引き立てました。」

大草直子の一問一答!

インスタグラムで募集した大草さんへの質問を
1問1答形式でお届け

Q.

大草さんのリアルバイが
知りたい!

デニム

A.

裾のカットオフに
前後差がある
『デニム』を
買い足しました

「すでに2本は持っている、ミラ オーウェンの”裾段差デニム”。前から見るとすっきり、後ろから見ると脚長効果が高く、とても気に入っています。靴を選ばない、というのも出番が多い理由。買い足したのは、秋色のニットやアウターとも相性がいい、ロウっぽい濃色。あまり洗いがかかっていないので、シルエットもしゃっきりしていて、より脚を細く、長く見せてくれます。」

全てのアイテムをチェック

大草直子さんの写真

STYLIST
大草直子

ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。
2019年4月には新しいメディア『AMARC(アマーク)』を立ち上げた。
講談社のWEBマガジン『mi-mollet(ミモレ)』のコンセプト・ディレクターでもあり、新著『飽きる勇気』(講談社)ほか、インスタグラムも人気。

Instagram :
@naokookusa @naokookusa_styling
@amarc_official

BACK NUMBER

VOL. 15

「きれいめアウターの着こなしレシピ
―仕事のリサーチ、展示会、ディナー―」

VOL. 14

カジュアルアウターの着こなしレシピ
―ホームパーティの買い出し、アウトレットでお買い物、インテリアショップ巡り―

VOL. 13

ウォッシャブルニットの着こなしレシピ
―観劇、ナイトアウト、資料探し―

VOL. 12

秋の文化系お出かけ
―図書館、美術館、ギャラリー巡り―

VOL. 11

秋の仕事服スタイル
―初顔合わせ、会食、コーディネート組み―

VOL. 10

“秋”先取りスタイル
―映画、打ち合わせ、ショッピング―

VOL. 9

ジャケット着回しレシピ
―芸術鑑賞、展示会めぐり、取材―

VOL. 8

夏のドレスアップスタイル
―カジュアルな2次会、
レセプション、立食パーティ―

VOL. 7

梅雨乗り切りコーディネート
―カフェでお茶、ランチ、
街へリサーチ―

VOL. 6

初夏のビジネスシーン
―ランチミーティング、打ち合わせ、
デスクワーク―

VOL. 5

GW後半。ゆっくり過ごす休日
―別荘へ、テラスでお茶、
ショッピング―

VOL. 4

家族と過ごす時間
―両親の家へ、テラスでアペリティフ、
近所にお買い物―

VOL. 3

新しい気持ちで仕事はじめ
―ご挨拶、デスクワークからの会食、
打ち合わせ―

VOL. 2

いつもとは少し気分を変えて ―美術館、公園、ビーチサイド―

VOL. 1

おめかししてお出かけ ―ランチ、食事会、観劇―

stylingNAOKO OKUSA
photographsTOMOKO MEGURO
    hair&make-upMAKI
    edit&textAYAKO SUZUKI (HRM)