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Mila Owen(ミラ オーウェン) > 大草直子のTime Place Person Occasion Style vol. 8
スタイリストの大草直子さんが、Time=いつ、Place=どこで、Person=だれと、Occasion=何をするか?を考えながら組みたてたコーディネートをお届けする連載。
第8回となる今回のテーマは「夏のドレスアップスタイル」。 カジュアルな2次会や立食パーティなど、 華やかな場所へ出かけるときの、 大草さん流のコーディネートを3つお届けします。
万能! 合わせる小物次第でシーンをまたげるオールインワン
「すごく優秀なオールインワン!まず、素材自体にハリがあり、パンツ部分にはしっかりセンタープレスが効いているので、きちんと見えするのはもちろん、姿勢を正しく、脚をまっすぐ、そして全身を縦長に見せてくれます。身体に張り付かないシルエットも今っぽく、長時間着ていてもストレスになりません。微光沢のある生地なので、小さなバッグと華やかな靴を合わせればパーティシーンに対応できますし、スニーカーやキャップを合わせてカジュアルに振ることも。一着持っていると、さまざまなシーンに応用できます。」
洗練された存在感を放つ、線画プリントのセットアップ
「同じ柄で仕立てられたシャツとスカート。セットで着るとワンピースのようになり、コーディネートが即キマります。線画のようなプリントは、今季のトレンドでもあります。あえて色を抑えることで、華やかさがありつつも、華美になり過ぎないので、着られるシーンの幅が広いのも特徴。また、トップスはシャツなので、ボタンの開け閉めで印象を変えることができます。例えば、一番上まで留めると、ぐっとクラシカルに。今回は、あえて、スポーティなサンダルで外しましたが、ヒールのある靴や小さなバッグを合わせて、エレガントに仕上げても。」
ブルーグレーのパネルスカートで着こなしも肌色もトーンUP
「透明感のあるブルーグレーのスカートを起点に組み立てたコーディネートです。肌馴染みのいい上品な色ですが、大勢の人がいる中でも、着ている人の印象を際立たせてくれる、そんな色です。また、プリーツではなく、パネルのようなデザインになっているので、動いたときに揺れる様が、よりフェミニン。トップスはタイトでニュートラルな色を選び、スカートの華やかさを引き立てました。立食パーティのような、スタンディングメインのシーンでは、こんな風にスカートを主役にしたコーディネートがおすすめです。」
インスタグラムで募集した大草さんへの質問を1問1答形式でお届け
Q.
笑顔が素敵です!マインドを保つ方法はありますか?
A.
自分なりのリリース法で、次の日に持ち越さないようにしています。
「とにかく、次の日に持ち越さない。自分なりの方法で、その日のうちにリリースします。それは、猫と遊ぶ、お風呂に入るときにお気に入りのキャンドルをたく、ヨガをする、お酒を飲む、カラオケをするなど、なんでもOK。きちんとリリースできるよう、いくつかバリエーションを持っておくのがおすすめです。」
全てのアイテムをチェック
STYLIST大草直子
ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。 2019年4月には新しいメディア『AMARC(アマーク)』を立ち上げた。講談社のWEBマガジン『mi-mollet(ミモレ)』のコンセプト・ディレクターでもあり、新著『飽きる勇気』(講談社)ほか、インスタグラムも人気。
Instagram : @naokookusa @naokookusa_styling @amarc_official
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「きれいめアウターの着こなしレシピ―仕事のリサーチ、展示会、ディナー―」
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styling / NAOKO OKUSA photographs / TOMOKO MEGURO hair&make-up / MAKI edit&text / AYAKO SUZUKI(HRM)