Mila Owen (ミラ オーウェン) > 大草直子のTime Place Person Occasion Style vol. 7

大草直子のTime PlacePersonOccasion Style vol.7 「梅雨乗り切りコーディネート ―カフェでお茶、ランチ、街へリサーチ―」

スタイリストの大草直子さんが、
Time=いつ、Place=どこで、Person=だれと、Occasion=何をするか?を
考えながら組みたてたコーディネートを
お届けする連載。

今回のテーマは「梅雨乗り切りコーディネート」。
雨が多く、湿度が高い、じめじめとした梅雨は
おしゃれにも制約が出がち。
でも、雨だからといっておしゃれを諦めたくないですよね?
そんな気持ちを写した大草さん流のコーディネートを
3つお届けします。
梅雨直前の今、ぜひ参考にして。

to a cafe
with friends

さらりと快適!ドライタッチなニットワンピース

「このニットワンピース、実は肩にうすいパットが入っています。パワーショルダーのように、肩より少し外からフレンチスリーブのラインがスタートするので、抜群に今っぽく、肩や二の腕もしっかりカバーしてくれます。シワになりにくく、肌心地もさらっとドライ。湿度の高い梅雨の時期をノーストレスで過ごせます。
また、髪が湿気でまとまらないときは、キャップに頼るのもひとつの選択。ワンピースの黒のラインにリンクさせて、先端=キャップと靴も黒に。おしゃれだけでなく、ぼんやりしがちな気持ちも引き締めてくれます。」

to my favorite
restaurantfor lunch

明るい色と軽やかな素材で雨の日のテンションをUP

「雨の日は、着丈の長いパンツやスカートは避けたくなりますよね。でも、このスカートはウォッシャブルなので、気にせず手に取れるのです。せっかくなので、スカイブルーを選び、しずみがちな気持ちとコーディネートを明るく盛り上げました。
トップスは立ち襟のブラウスを合わせ、すっきりとしたIラインに。シャリ感のある軽い素材で、身体に張り付かないのも◎
バッグもラフィア素材の軽い黒。雨の日は、傘をさすので、どうしたって顔まわりが影になってしまいます。なるべく軽やかな素材や色を選ぶのがおすすめです。」

to research in the city

旬のロゴTシャツ。巻きスカートとアクセサリーでクラスアップ

「Tシャツは、雨の日に着ても、自宅の洗濯機で洗えるので安心して手に取れます。ほど良くゆとりがあり、風を通してくれるから、嫌な汗をかくこともありません。また、左胸に配されたさりげないロゴが、着こなし全体をスポーティに仕上げてくれるのも、今の気分にぴったり。
ジュエリーをいつもより多めにつけると、Tシャツ特有のボーイズライクな印象が引き算され、リッチな雰囲気に。
合わせたのは、ストライプ柄の巻きスカート。ハイウエストデザイン、かつウエストにあしらわれた共布のベルトがアイキャッチになり、脚長効果も抜群です。」

大草直子の一問一答!

インスタグラムで募集した大草さんへの質問を
1問1答形式でお届け

Q.

ローヒールシューズをはくときの
コーディネートのコツを教えて

A.

シャープに見える
ポインテッドトゥを
選んで

一応、他ブランドになりますが、
私物の写真も添付します

「バランスをとるのが難しいと感じたら、フラットシューズをポインテッドトゥにしてみて。つま先がとがっているポインテッドトゥは、足と全身をすっきり見せてくれます。今回のコーディネートの中で、ニットワンピースのときに合わせている黒のミュールがまさにそう。もしくは、くるぶしを出すのもおすすめ。抜け感が生まれます。」

全てのアイテムをチェック

STYLIST大草直子

ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。
2019年4月には新しいメディア『AMARC(アマーク)』を立ち上げた。
講談社のWEBマガジン『mi-mollet(ミモレ)』のコンセプト・ディレクターでもあり、新著『飽きる勇気』(講談社)ほか、インスタグラムも人気。

Instagram :
@naokookusa @naokookusa_styling
@amarc_official

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styling NAOKO OKUSA
photographs TOMOKO MEGURO 
hair&make-up MAKI  
edit&text AYAKO SUZUKI(HRM)