Mila Owen (ミラ オーウェン) > 大草直子のTime Place Person Occasion Style vol. 6

大草直子のTime PlacePersonOccasion Style vol.6 「初夏のビジネスシーン ―ランチミーティング、打ち合わせ、デスクワーク―」

スタイリストの大草直子さんが、
Time=いつ、Place=どこで、Person=だれと、Occasion=何をするか?を
考えながら組みたてたコーディネートを
お届けする連載。

第6回は「初夏のビジネスシーン」がテーマ。
仕事に必要な「きちんと感」は大前提として、
そこに自分らしさや今の気分をどうプラスしていくのか。
大草さん流のコーディネートを参考に、
パフォーマンスの上がるお気に入りの仕事服を見つけて。

to the lunch
meeting

清潔感と信頼感を第一に知性を感じさせるパンツスタイル

「白のシャツにベージュのパンツ。上品で信頼感のある色とアイテムの組み合わせは、さまざまな仕事シーンを支えてくれます。
シャツは、リネンライクな軽やかな白。清潔感とやさしげな印象を醸してくれます。肩にさりげなくパットが入っているのもポイント。肩周りの輪郭がシャープになり、地味や無難とは一線を画す、ほんのりモードな雰囲気に。
ボトムスはマニッシュなワイドパンツですが、ミルクティーのように甘やかなベージュなら、親しみやすくなります。羽織りを用意するとしたら、まろやかな配色を崩さない明るいベージュがおすすめ。」

@ business meeting

圧倒的な着映え力!時短も叶うセットアップを味方に

「個人的にも欲しいと思ったセットアップ。肌馴染みのいい色で、ダークスーツの男性の中にいても見劣りしません
ワンピースのような華やかさがありながら、共布のベルトでウエストをきゅっと締めると、シルエットにメリハリがつき、ビジネスシーンにもマッチするシャープさが出ます。今回はベストを1枚で着ましたが、中にカットソーを入れてもOK。
バッグはレザー調のスクエアデザインをチョイス。洋服がいい意味で重さのある素材なので、バッグもある程度重みがある方が好バランス。ただし、黒だと重すぎるので、色は明るめに。」

desk work day

ボーダー×タイトスカートすっきりIラインで仕事スイッチをON

ボーダーのトップスは、顔のパーツをはっきり見せてくれるので、表情がクリアになります。適度にリッラクス感がありつつ、顔周りが引き締まることで、仕事に必要な緊張感も出てデスクワークの日にぴったり。
ボトムスにタイトスカートを合わせ、きれいなIラインに仕上げることで、さらに仕事スイッチをONに。スカートはしっかりと丈があるので、座っても膝が出ません。バックスリットで脚の可動域も広がり、ウエストの後ろにはゴムが仕込まれているので、窮屈さとは無縁。集中して長時間の座り仕事とも向き合えます。」

大草直子の一問一答!

インスタグラムで募集した大草さんへの質問を
1問1答形式でお届け

Q.

ベージュのジャケットに合わせる
インナーに迷っています

A.

黒のインナーを
合わせてみて
ください

「ベージュがこなれて見えないのは、メリハリがなかったり、色味が微妙に合っていないとき。色幅が広い色でもあるので、迷ったら黒を合わせて。一瞬で、ぐっとカッコよく、こなれ感のある着こなしになります。」

全てのアイテムをチェック

STYLIST大草直子

ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。
2019年4月には新しいメディア『AMARC(アマーク)』を立ち上げた。
講談社のWEBマガジン『mi-mollet(ミモレ)』のコンセプト・ディレクターでもあり、新著『飽きる勇気』(講談社)ほか、インスタグラムも人気。

Instagram :
@naokookusa @naokookusa_styling
@amarc_official

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「きれいめアウターの着こなしレシピ
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VOL. 1

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styling NAOKO OKUSA
photographs TOMOKO MEGURO
hair&make-up MAKI 
edit&text AYAKO SUZUKI(HRM)