Mila Owen (ミラ オーウェン) > 大草直子のTime Place Person Occasion Style vol. 2

大草直子のTime PlacePersonOccasion Style vol. 2 「いつもとは少し気分を変えて―美術館、公園、ビーチサイド―」

スタイリストの大草直子さんが、
Time=いつ、Place=どこで、Person=だれと、Occasion=何をするか?を
考えながら組みたてたコーディネートを
お届けする連載。

第2回は、気分転換のためのお出かけ
――美術館、公園、そしてビーチサイド――を想定。
過ごす人や場所のことを考えたおしゃれは、
ささやかな時間をより特別に、
そして豊かにしてくれます。

@ ART MUSEUM

屋内外で着たままでいられるジャケットライクなコートが活躍

「美術館のような屋内外を行き来する場所では、こういったジャケットとコートの間のような羽織りがあると重宝します。
外では着て、中では脱いで、をしないで済むので、スマートに過ごせます。また、このコートは、ボクシーかつビッグシルエットで、今の気分にぴったり。インナーも選びません。
ボトムスはパンツだけでなく、スカートでもOK。プリーツスカートなど、四角いシルエットのボトムスを選ぶとバランスよくまとまります。
今回は、チェックの中の色を拾ったボルドーのパンツを合わせてシックに。」

@PARK

「スウェット=楽」とは差がつくモードなカジュアルスタイル

「スウェットにニットスカートを合わせた、完全オフスタイル。
リラクシーな雰囲気ですが、スカートのふわっと広がるシルエットや小さなバッグ(”ちーこBAG”と命名 ♡)で、非日常の『うきっと感』を表現しました。
大人がスウェットを取り入れるときは、楽だからではなく、今っぽいから着ているという、おしゃれにポジティブな印象があるか否かが大事。一番の近道は、ボトムスをスカートにすること。あとは、小物で遊びをプラスして。ちーこBAGを斜めがけにすれば、対角線上にチェーンのラインが走り、シャープになります。」

@BEACH SIDE

春の訪れを感じるクリアで清潔なカラーパレット

「少しずつ暖かくなり、春の訪れを感じ始める時期は、クリアな色を着たくなります。
イメージは、柔らかな春の日差しを浴びながら、ビーチサイドでアペリティフ♡美しいビーチサイドを彷彿させる、真っ白とターコイズブルー。そこに黒を締め色として効かせて。
マリンルックに欠かせない、ボーダーのニットは袖口や裾に向かって広がったデザインに心を掴まれました。裾をOUTしたかったので、パンツは万能なテーパードシルエットをセレクト。全身で見ると、細長いつぼみのようなフォルムになり、きれいなバランスに。」

大草直子の一問一答!

インスタグラムで募集した大草さんへの質問を
1問1答形式でお届け

Q.

腰回りがしっかりした人に
おすすめのパンツは?

A.

テーパードシルエットがおすすめ!

「今回も着用させてもらいましたが、ミラ オーウェンの定番でもあるテーパードパンツがイチオシ。私物でも色違いを何本か持っています。
気になる腰回りを優しく包み込みつつ、足首に向かって細く美しいラインを描いてくれます。ウエストの後ろがゴムなのでストレスとも無縁。
さらに、とろみ素材なので、ヒップや太もも周りの横に出たボリュームを逃しながら縦に落ちて、美脚を叶えてくれます。」

全てのアイテムをチェック

STYLIST大草直子

ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。
2019年4月には新しいメディア『AMARC(アマーク)』を立ち上げた。
講談社のWEBマガジン『mi-mollet(ミモレ)』のコンセプト・ディレクターでもあり、新著『飽きる勇気』(講談社)ほか、インスタグラムも人気。

Instagram :
@naokookusa @naokookusa_styling
@amarc_official

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「きれいめアウターの着こなしレシピ
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カジュアルアウターの着こなしレシピ
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―ご挨拶、デスクワークからの会食、
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VOL. 2

いつもとは少し気分を変えて ―美術館、公園、ビーチサイド―

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styling NAOKO OKUSA
photographs TOMOKO MEGURO
hair&make-up TOMIE
edit&text AYAKO SUZUKI(HRM)